国・地方連携で虐待防ぐ
オレンジリボン街頭 切れ目ない育児支援訴え
党女性委・青年委
児童虐待防止へ対策強化を訴える古屋副代表(中央右)、平木委員長(同左)ら=29日 東京・新宿駅西口
公明党の女性委員会(委員長=古屋範子副代表)と青年委員会(同=平木だいさく参院議員、参院選予定候補=比例区)は29日、11月の児童虐待防止推進月間を前に「オレンジリボン街頭演説会」を東京都新宿区の新宿駅西口で開催し、「公明党の地方議員と国会議員のネットワークで、子どもを児童虐待から守るために全力を尽くす」と訴えた。
古屋副代表は、東京都目黒区で5歳児が虐待死した事件を受けて7月に政府が決定した緊急総合対策に、公明党の提言で、市区町村での相談体制強化に向けた「子ども家庭総合支援拠点」の設置促進などが明記されたことを踏まえ、虐待防止へ「市区町村の存在が大変重要だ」と強調。児童相談所(児相)の体制強化や中核市・東京23区への設置なども含め、各自治体の取り組みを推進する考えを示した。
また、虐待の未然防止に向けて、産後ケアの充実など「安心できる切れ目のない子育て支援の体制をつくりたい」と力説した。
平木委員長は、目黒区の事件を受けた政府の緊急総合対策で、転居に対応した児相間や児相・警察間の情報共有の徹底・強化などが打ち出されたことに触れ、「地域と行政がしっかり連携・協力できる環境をつくり、一体となって虐待のない社会を実現したい」と訴えた。
演説会では、竹谷とし子女性局長、佐々木さやか(参院選予定候補=神奈川選挙区)、高瀬弘美の両女性委副委員長と三浦信祐青年局長の各参院議員があいさつした。