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活動の軌跡 Activity

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2018.08.11
公明ニュース

液体ミルクの備蓄促進

党女性委で確認 災害時の活用めざす

災害時の乳児用液体ミルクの活用をめざし議論した党PT=10日 参院議員会館

公明党女性委員会(委員長=古屋範子副代表)の子ども・若者支援プロジェクトチーム(座長=佐々木さやか参院議員、参院選予定候補=神奈川選挙区)は10日、参院議員会館で会議を開き、8日に国内での製造・販売が解禁された乳児用液体ミルクについて、厚生労働省などから説明を受けるとともに、各自治体での災害時の備蓄として活用を促進する方針を確認した。

古屋委員長は、西日本豪雨の被災地で輸入品の乳児用液体ミルクが供給されたことを踏まえ、「地方議員と連携し、各自治体での備蓄を進めていきたい」と強調した。

厚労省は、液体ミルクの発売開始の見通しについて「早ければ来年には出回る可能性がある」と述べた。

2018.08.08
公明ニュース

災害予測 避難に生かす

大規模水害対策を議論 
党都本部プロジェクトチーム

大規模水害対策を議論した党都本部のPT=7日 参院議員会館

公明党東京都本部の大規模水害対策プロジェクトチーム(PT、本部長=竹谷とし子参院議員)は7日、参院議員会館で、荒川や多摩川流域の水害対策について、国土交通省などと意見を交わした。

冒頭、同PT顧問の太田昭宏全国議員団会議議長は、西日本豪雨の被災地では、洪水ハザードマップ(災害予測地図)の「洪水浸水想定区域」と被害が、おおむね一致していたが、逃げ遅れた住民が多くいたことに言及。「知識を、いざという時の行動につなげることが重要だ」と強調した。

政府側は、水害時に避難所が水没する可能性がある地域では、居住区域外などへの避難の検討が必要だと指摘。また、住民一人一人の防災行動を時系列で定めた「マイ・タイムライン」を策定すべきと訴えた。

竹谷本部長は「公明党のネットワークで対策を進めていく」と強調した。

2018.08.08
公明ニュース

公明、概算要求で各省に提言

働き方改革の実行を
厚労部会

加藤厚労相(前列右から6人目)に提言を申し入れる党厚労部会=7日 厚労省

公明党厚生労働部会(部会長=桝屋敬悟衆院議員)は7日、厚労省で加藤勝信厚労相に、2019年度予算の概算要求に向けた重点政策提言を申し入れた。

提言では、働き方改革推進支援センターの強化を要請。受動喫煙を防ぐ喫煙室の整備助成、児童虐待の防止策を進める市区町村の子ども家庭総合支援拠点の設置促進、生活保護世帯で真に必要な場合に冷房器具を購入できるような万全の対応、認知症施策の充実も求めた。加藤厚労相は「しっかり取り組む」と述べた。

中小の生産性向上へ
経産部会

世耕経産相(中)に重点要望を行う党経産部会=7日 経産省

公明党経済産業部会(部会長=富田茂之衆院議員)は7日、経産省で世耕弘成経産相に会い、2019年度予算の概算要求に向けた重点要望を申し入れた。

要望の柱は、(1)中小企業の生産性向上支援(2)生産性革命の実現(3)持続可能なエネルギーシステムの構築(4)大規模災害からの復興加速――の4項目。

席上、江田康幸副部会長(衆院議員)は、20年度までに中小企業の生産性を高めるITツールを「100万社に導入すべき」などと強調した。

世耕経産相は「しっかり対応していきたい」と答えた。

2018.08.03
公明ニュース

海のプラごみ抑制急げ

概算要求で環境相に提言 
党部会

中川環境相(中央)に政策提言を申し入れる江田部会長(左隣)ら=2日 環境省

公明党環境部会(部会長=江田康幸衆院議員)は2日、環境省で中川雅治環境相に会い、2019年度予算の概算要求に向けた重点政策提言を提出した。

江田部会長は来年6月に大阪で開催される20カ国・地域(G20)首脳会合に向け、海洋ごみ汚染や気候変動などで「(日本が)世界の議論をけん引すべき」と力説。その上で、プラスチックの資源循環の徹底や、関係省庁と連携した気候変動への適応策を進める政策の必要性を訴えた。

また、環境に優しい「水素社会」実現に向けた技術開発や、食品ロス削減に取り組む自治体への支援などを要望した。

中川環境相は「どれも重要だ。しっかりと対応していく」と答えた。

2018.07.31
公明ニュース

乳幼児感染症の予防へ

党女性委プロジェクトチームが勉強会

乳幼児感染症の予防について学んだ党女性委健康・医療プロジェクトチームの勉強会=25日 衆院第2議員会館

公明党女性委員会の健康・医療プロジェクトチーム(PT、座長=伊藤孝江参院議員)は25日、乳幼児感染症の予防について勉強会を開き、国会と地方議会の女性議員が参加しました。感染症対策について、党員の公恵さんと明子さんが友人の友美さんに語っています。

おたふくかぜとロタのワクチン 定期接種化を
合併症を防ぐためにも必要

公恵 党女性委PTは25日、国会内で勉強会を開き、日本外来小児科学会理事で外房こどもクリニック院長の黒木春郎医師が講演しました。

友美 乳幼児の感染症って、どんなものがあるの?

明子 ロタウイルスやB型肝炎、ヒブ、はしか、日本脳炎、ノロウイルスなど、いろいろとあるわ。

公恵 感染症にはワクチンがあるものと、ないものがあります。ワクチンがある感染症は、予防接種で防ぐのが基本です。

友美 ワクチンって何?

明子 感染症を予防するための医薬品で、免疫が得られるのよ。病原体の細菌やウイルスを弱毒化した「生ワクチン」と、感染能力を失わせた病原体を原料とする「不活化ワクチン」の2種類があるわ。いずれも、ワクチン接種によって病気を発症することはないわ。

公恵 講演で黒木院長は「1980年に世界で根絶された天然痘は、ワクチンで根絶された人類初の疾患」と説明しました。天然痘はかつて周期的に流行し、感染力が強く、死に至る病として恐れられていました。

友美 ワクチンの効果は高いのね。日本では、「定期接種」と「任意接種」があると聞くけれど、どう違うの?

明子 「定期」は法律に基づいて市町村が実施し、費用負担はなし。「任意」は希望者のみが受けるもので、自己負担が発生するわ。ただし「任意」でも市町村が独自に費用助成を行っているところもあるわ。

公恵 黒木院長は現状では「任意」のおたふくかぜ、ロタウイルスのワクチンについて、定期接種化が必要だと訴えました。

友美 どんな病気?

明子 おたふくかぜは正確には「流行性耳下腺炎」といい、耳下腺が腫れるわ。発熱は起こらないこともあるの。

公恵 おたふくかぜで怖いのは合併症です。激しい頭痛を伴う無菌性髄膜炎や、重度の難聴を発症するケースもあります。こうした事態を防ぐために、ワクチンの接種が有効です。

友美 怖い病気なのね。

明子 ロタウイルスは急性の胃腸炎を引き起こし、下痢、嘔吐、発熱などの症状が出るわ。黒木院長によると、発展途上国では、乳幼児の死因の1位がロタウイルスなの。日本は医療へのアクセスが良いために死に至るケースは多くないけれど、重症化すると恐ろしい病気であることに変わりはないわ。

公恵 世界保健機関(WHO)も、世界中の全ての地域の乳児にロタウイルスワクチンを接種することを推奨しています。

保護者の負担も軽減

明子 英国では2013年にロタウイルスワクチンが定期接種化され、症例の報告数が84%も減少したそうよ。

友美 子どもの健康が守られているのね。

公恵 ワクチン接種の効果は、子どもの健康維持のみにとどまりません。黒木院長は、子どもがロタウイルスに感染した場合に保護者が付き添いや欠勤することによって発生する「労働損失額」のデータを示し、医療費以外の経済的負担も減らせると述べました。

明子 さらに黒木院長は、小児科医がいなかった千葉県いすみ市で開業した経験を踏まえ、重症化し、遠方で治療を受ける事態を防ぐためにも、ワクチンの接種率を向上させることが重要だと訴えたわ。

友美 子どもの病気が減れば、保護者の負担も減るわね。

明子 そうね。ワクチンによって防げる病気を予防することは、女性の就労支援や男性の育児支援にもつながるわ。

友美 保護者の経済的負担を軽くするためにも、公費助成や定期接種化を進めてほしいわ。

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