この人に聞く 公明党の副大臣
東北の創造的復興を進める
復興副大臣 竹谷とし子氏
復興副大臣 竹谷とし子氏
――就任の抱負を。
東日本大震災の発災以来、公明党の復興支援担当議員として50回以上被災地に通い、現地の地方議員と連携して困っている人や苦しんでいる人の声を国に届け、問題解決に取り組んできました。今後も「大衆とともに」の立党精神を胸に、女性の視点も生かしながら現場第一主義で被災地の方々に寄り添い、「心の復興」をめざして力を尽くします。
――担当分野は。
主に原子力災害からの復興・再生と福島復興局を担当します。公明党が推進した、福島県浜通り地域に新たな産業基盤を構築する「福島イノベーション・コースト構想」を発展させ、その司令塔機能として来春、東北の創造的復興を進めるための中核拠点「福島国際研究教育機構」が設立されます。ロボットやスマート農林水産業、エネルギー分野などの研究、新産業創出、人材育成とともに、この機構を中心に持続可能で暮らしやすい街づくりを進めます。
――復興への課題は。
東京電力福島第1原発事故による風評は復興の歩みを妨げています。科学的知見に基づく正しい情報を国内外に分かりやすく発信するなど風評払拭に努めます。また、帰還困難区域の避難指示解除を着実に進めるとともに、暮らしと、なりわいの再生や移住・定住の促進に全力で取り組みます。