オリパラ準備進む
バリアフリーの取り組み視察
山口代表ら羽田空港へ
公明党の山口那津男代表は2月28日、東京五輪・パラリンピックを見据えたバリアフリー化の推進状況を調査するため、東京都大田区の羽田空港を訪れ、関係者と意見を交わした。党バリアフリー施策推進プロジェクトチーム(座長=山本博司参院議員)のメンバーらが同行した。
エレベーター付きリムジンバスを視察する山口代表(左から2人目)ら=2月28日 東京・羽田空港
一行は、車いすのまま乗り降りできるエレベーター付きリムジンバスに試乗し、国内線第2ターミナルの入り口へ。バスの乗降口の床面が垂直に昇降する仕組みを視察した。車いすでバスに試乗した山口代表は、「安定感もあり安心して乗車できる」と語った。
次に出発ロビーの案内所に移動し、聴覚障がい者がテレビ電話から手話通訳オペレーターを介して通話できる「手話フォン」を体験。空港スタッフが施設内の移動をサポートする介助サービスや、点字の案内カードについても説明を受けた。
ANA搭乗支援教室を体験する山口代表ら
また一行は、全日本空輸(ANA)が心のバリアフリー推進の一環として特別支援学校に出向き、車いすでの搭乗方法などを教えている「そらぱす教室」を体験した。
視察を終え、山口代表は、「オリパラに向け設備やサービスのバリアフリー化が進み、おもてなしの準備が整いつつある。多様な利用者の立場に立って、一層の推進を図っていきたい」と述べた。