海上保安で連帯強く
山口代表、アジアの修了生と懇談
日本の研修プログラム巡り
修了生から表敬を受け、懇談する山口代表(中央右)ら=9日 衆院第1議員会館
公明党の山口那津男代表は9日、衆院第1議員会館で、日本の海上保安庁などがアジア諸国から留学生を招いて高度な研修を実施する「海上保安政策プログラム」(MSP)を修了した第9期生らから表敬を受け、懇談した。竹谷とし子、三浦信祐の両参院議員と平林晃衆院議員が同席した。
インドネシアの修了生らは「論文を書き上げるとともに、海上保安の最前線の業務を視察することができた。学んだ高度な知識を自国で生かしたい」と強調。MSP発足時から携わってきた山口代表に感謝を述べた上で「海の安全を守るには人的ネットワークを築くことが大事。共に学んだ仲間と今後も連絡を取っていきたい」と語った。
フィリピンの修了生らは「この経験を誇りに思う。後に続く人にも貴重な体験をしてもらえるよう、MSPを続けてほしい」と話した。
山口代表は、昨年と今年の東南アジア諸国連合訪問時に再会した修了生らの活躍の様子を紹介。「先輩との縦のつながりと同期との横の連帯を大切にして、"国際公共財"である海上交通路の保安に取り組んでほしい」と今後の活躍に期待を寄せた。