不妊治療、負担を軽く
竹谷委員長ら 企業健診の充実めざす
都女性局が街頭演説
健康支援の取り組みや女性の視点を生かした防災対策を訴える竹谷委員長(中央右)ら=2日 東京・目黒区
3月1?8日の「女性の健康週間」に合わせて、公明党東京都本部女性局(局長=竹平智春都議)は2日、東京都目黒区の中目黒駅前で街頭演説会を開催した。これには竹谷とし子党女性委員長(参院議員)が出席し、生涯を通じた健康支援や、女性の視点を生かした防災対策など党の取り組みを訴えた。竹平都女性局長、斉藤泰宏都議、地元区議も参加した。
健康支援の強化について竹谷委員長は、不妊治療を受ける人の負担軽減に向け、都などが保険適用外の先進医療に対して費用助成を実施していることに触れ「実態を踏まえ国の制度へと発展できるよう、努力を続けたい」と力説。企業の健康診断においては、生理痛や更年期の症状など、健康課題に関する項目の追加をめざす考えを述べた。
一方、災害対応を巡っては、避難所で女性の着替える場所が確保されなかったといった教訓を踏まえ、「(自治体の)防災計画を立てる意思決定の場に女性の視点が必要だ」と主張した。
その上で、公明党の主導によって、地方防災会議への女性登用が進んでいることを強調し、弱い立場の人にも配慮が行き届くよう「公明党の国と地方のネットワークを生かし、政策実現に取り組み続ける」と訴えた。
竹平女性局長は、がん患者のアピアランス(外見)ケアの充実などの実績を紹介。斉藤都議もあいさつした。
賃金格差 解消後押し
岡山の講演会で訴え
「女性の多様なニーズを受け止め政策を推進する」と訴える竹谷委員長=3日 岡山市
公明党の竹谷とし子女性委員長(参院議員)は3日、岡山市内で開かれた党岡山県本部女性局(局長=頓宮美津子・総社市議)主催の講演会「春風トーク」に出席し、女性の活躍推進への決意を述べた。谷合正明参院幹事長、日下正喜衆院議員らが参加した。
竹谷委員長は、公明党の推進で策定された政府の「女性デジタル人材育成プラン」に触れ、「デジタル分野は成長産業であり、女性が活躍できるようデジタル技能の習得支援などを推進した。女性の所得の向上や、男女間の賃金格差解消を進めたい」と訴えた。
また、女性の健康支援について、公明党が推進し来年度に開設予定の「女性の健康」ナショナルセンターを紹介。「更年期障害など適切な治療が受けられる環境をつくる」と強調し、「女性が幸せに生き生きと過ごせるよう公明党は政策面から全力で支える」と語った。