女性局長が活動報告
党勢拡大に向け、公明党の各都道府県本部女性局は現在、勉強会や党員研修会、ウイメンズトークなどの運動を活発に展開しています。そこで、奮闘する府県女性局長の活動報告を紹介します。
視察や勉強会を積極的に開催
山梨県 河野木綿子 局長(南アルプス市議)
活発に行われたウイメンズトーク=4月 甲府市
党山梨県本部は、所属議員27人中13人、48%という女性議員占有率の高さを誇ります。女性議員が数多く党県本部の要職に就き、政策や党活動の課題について、責任を伴った発信や判断を求められる機会が少なくないため、一人一人が議員力を磨き抜くことが重要です。しかし、女性議員のうち8人は、議会内に公明議員が一人しかいない"一人"議会で奮闘しています。
それだけに、女性議員が孤立せずに力を発揮していけるように、県女性局は自治体などの先進事例の視察や政策勉強会を活発に行っています。4月には県女性局主催のウイメンズトークを開催し、NPO法人「こもれびroom」の浅野加奈子副代表らと女性の就労支援について意見交換しました。
また、県女性局ではほぼ毎月、全メンバーが集まり、時にはオンラインを駆使して、議会活動の悩み事や研さんしたいテーマなどを話し合っています。日頃から、情報の伝達・共有はSNSのチャットツールなどを活用。政策研さんに役立つ県主催の勉強会の案内、党の会合の連絡などを発信しています。
今後もお互いに励まし合いながら、全女性議員が自信を持って議会活動に臨めるよう、自治体予算の見方などを学習する機会をつくり、県女性局が政策実現の先頭を走ってまいります。
議員と党員が研修会で触発
京都府 関谷智子 局長(宇治市議)
竹谷委員長が参加した女性党員研修会=4月 京都市
私が昨年5月に京都府女性局長に就任し、新体制で確認したのは、歴代の府女性局が大切にしている指針です。それは「立党精神を胸に刻み、ヒューマニズム(人間主義)の政治をしていく」「女性の視点で新時代を開く使命と責任を自覚し、京都改革の先駆を切る」ことなどです。
そこで、府女性局では女性議員のみならず、女性党員も政治や政策への理解を深められる勉強会の開催を計画。女性党員の責任者と打ち合わせを重ね、迎えた4月の党員研修会には約300人が参加しました。この会合で竹谷とし子女性委員長は、党が実現した女性政策の代表例を紹介。また、木津川市の女性市議は、防災士の資格取得への支援制度の創設など、防災力向上に貢献している模様を発表。さらに、京都市の女性党員は、環境問題に取り組むボランティアグループを立ち上げるとともに書道教室も開催し、地域に根差して信頼の輪を広げていると報告しました。
参加者から「女性政策の話がとても分かりやすかった」「また、こんな機会をつくってほしい」といった感想に加えて、「公明新聞をしっかり読み、党のアピールをしていきたい」と決意する声も多く頂きました。
今後も、府女性局は議員と党員が触発し合いながら、地域に希望と信頼を広げるために全力で取り組みます。
フォーラムに大きな反響
島根県 岡崎綾子 局長(県議)
女性フォーラムで講演する末冨教授=3月 島根・出雲市
昨年4月に島根県で初の公明女性県議として当選を果たし、同5月には同県本部女性局長に就任しました。その後、"一人"議会で心細い思いをしながら議会活動をしている女性議員の現状を聴き、県女性局として昨年9月から、議員全員が顔を合わせ、近況報告や困り事の相談などを話し合う懇談会をオンラインで開始。毎月開催し続ける中、「党勢拡大のリズムになっています」「女性議員ならではの悩みを共有できてありがたい」との声が上がっています。
また、県女性局では「党員、支持者の皆さまにどうしたら喜んでもらえるか」と検討し、8年ぶりに国会議員を招いた女性フォーラムを今年3月に開催。竹谷とし子女性委員長があいさつし、日本大学の末冨芳教授が講演しました。参加者は約570人に上り、大きな反響が寄せられました。
開催前には、竹谷委員長同席でウイメンズトークを行い、子どもの教育や介護従事者の処遇改善などについて、女性党員らと意見交換。20代のある女性党員は、国会議員に直接要望でき、その声に応えようとする議員の姿に、政治を身近に感じたそうです。
党への理解や共感を広げるため、県女性局は今後も幅広い世代を対象にウイメンズトークを開催し、議員が地域を照らす灯台となれるよう、政策勉強会などを行っていきます。