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2024.07.17
公明ニュース

日本の教育支援に成果

カンボジア、教員養成大学を訪問
山口代表ら党訪問団

日本の支援で成果を上げている教員養成大学を視察する山口代表(左から2人目)ら=15日 プノンペン(撮影・渡邉勝利)

【プノンペン15日=渡邉勝利】公明党の山口那津男代表ら党東南アジア諸国連合(ASEAN)訪問団は15日、日本の資金協力で質の高い教育が展開されているカンボジアのプノンペン教員養成大学を訪れ、関係者と意見を交わした。

席上、大学側は、教員養成課程が2年制から4年制になるなど「日本の支援を受けてカンボジアで最も進んだ教育課程を提供している」と報告。「卒業生が社会から高く評価され、モデル校となっている。カンボジア全土に広げていきたい」と展望を語った。山口代表は「国づくりには、幅広い人材を育てていく初等・中等教育の充実が大切だ」と強調。教員の役割が重要だとの認識を示し、引き続き支援していくと訴えた。

    2024.07.17
    公明ニュース

    PKO殉職者に献花

    中田厚仁さん、高田晴行警視

    中田さんの慰霊碑で手を合わせる山口代表(右)ら=15日 プノンペン

    【プノンペン15日=渡邉勝利】公明党の山口那津男代表は15日、カンボジアの国連平和維持活動(PKO)中に殺害された国連ボランティアの中田厚仁さんと、文民警察官の高田晴行警視の慰霊碑をそれぞれ訪ね、献花した。竹谷とし子女性委員長(参院議員)、中川康洋地方議会局次長(衆院議員)が同行した。

    日本は、1992年にPKO協力法に基づく初の本格的な活動としてカンボジアに部隊を派遣し、復旧・復興の援助など国際貢献を展開。その役割は、現地でも高く評価されている。

    高田警視の慰霊碑に献花する山口代表(左)ら=15日 プノンペン

    一行は、植野篤志駐カンボジア大使らの案内で現場を訪れ、慰霊碑で深い祈りをささげた

    2024.07.17
    公明ニュース

    政治家の交流も一段と

    クオン・ソダリー国民議会議長を表敬

    クオン・ソダリー国民議会議長(右から2人目)と意見を交わす山口代表(左隣)ら=15日 プノンペン

    【プノンペン15日=渡邉勝利】公明党の山口那津男代表は15日、国民議会でクオン・ソダリー議長を表敬し、議会間交流や人的交流などを巡って意見交換した。

    山口代表は冒頭、「両国間の関係をより強くするためには、政府だけでなく、国会、政党、政治家の交流が重要だ」と力説し、1991年にカンボジアを初訪問して以来、和平や地雷除去に関わってきたと強調した。

    クオン・ソダリー議長は、党訪問団について「両国のパートナーシップを強化するものと評価している」と歓迎した上で、「今のカンボジアの平和や発展は、日本の支援や貢献と切り離すことはできない」との認識を表明。両国間のさらなる関係強化に向け、人道分野での国際協力や投資促進を呼び掛けた。

    リー・トーイッ上級相兼CMAA副議長(左端)の案内で地雷対策の展示施設を見学する山口代表(右隣)ら=15日 プノンペン

    この後、山口代表は、リー・トーイッ上級相兼カンボジア地雷対策・犠牲者支援庁(CMAA)副議長とCMAAで会い、地雷のない世界へ協力を強化する方針を共有。山口代表は「平和や福祉を重視する公明党の特色を生かし、国際社会で役割を果たす」と述べた。

    2024.07.17
    公明ニュース

    地雷除去、国際社会で推進

    教育、被害者サポートなど支援策実行へ協力強化 
    日本の貢献、幅広い関係発展の基礎に 
    山口代表ら、フン・マネット首相、フン・セン上院議長と会談 
    カンボジアで党訪問団

    【プノンペン16日=渡邉勝利】公明党の山口那津男代表を団長とする党東南アジア諸国連合(ASEAN)訪問団は14日夜、カンボジアの首都プノンペンに空路で入った。翌15日にはフン・マネット首相と首相府で、16日には前首相のフン・セン上院議長と上院で会談し、両国関係の深化やウクライナなど第三国での地雷対策に連携する考えで一致した。

    フン・マネット首相(右)と握手を交わす山口代表=15日 プノンペン(撮影・渡邉勝利)

    フン・マネット首相との会談は、当初の予定を20分超え1時間ほどの語らいに。

    山口代表は、日本がカンボジアでの国連平和維持活動(PKO)に参加し、国づくりを支えてきたと強調。昨年、両国関係が「包括的・戦略的パートナーシップ」に格上げされたことを歓迎し、「経済発展や人材育成、安全保障やサイバー、気候変動への対応など幅広い関係発展の基礎ができた。公明党も関係発展に貢献していく」と訴えた。

    フン・マネット首相は、日本の支援で国の発展が導かれたと謝意を表明し「今ではPKO派遣国となり、この10年で10カ国に約1万人の隊員を派遣した」と報告した。

    山口代表は、地雷処理について、ウクライナを支援することが期待されるとして地雷のリスク回避の教育や被害者のサポートなどを柱とする日本の支援策について「カンボジアと協力しながら進めたい」と呼び掛けた。

    フン・マネット首相は、国内の地雷除去を進めた結果、年間約4000人に上った被害者が100人以下に減ったと紹介。「日本と連携し、ウクライナへの人道支援や地雷処理に協力できることをうれしく思う。公明党の支援を期待している」と語った。山口代表は「平和の尊さを身をもって実感しているカンボジアと日本だからこそ、協力できる」と応じた。

    フン・セン上院議長(右)との会談に臨む山口代表=16日 プノンペン(撮影・渡邉勝利)

    一方、フン・セン上院議長との会談も当初の予定を20分超え、約1時間に及んだ。山口代表は、フン・セン氏の議長就任に祝意を示した上で「街並みや都市の発展ぶりに驚いている。平和と安定があればこそだ」と述べた。

    フン・セン上院議長は、カンボジア発展の姿を通し「いかに平和が価値あるものか。平和があって初めて民主主義や人権が保証される。平和がなければ地雷除去もできない」と強調。「公明党には引き続き、地雷除去の活動を支援してもらいたい。ウクライナなど第三国の訓練でも協力を」と期待を寄せた。

    山口代表は「何よりも平和が大切だという言葉に感銘を受けた。平和の尊さを知る両国が国際社会の平和、法の支配の確立のために協力し合いたい」と呼び掛けた。

    8日からマレーシア、ブルネイ、ラオス、カンボジアの4カ国を歴訪していた党訪問団は全ての日程を終え、きょう17日に帰国する。

    2024.07.15
    公明ニュース

    地雷除去、不断に貢献

    技術と経験、世界で共有
    山口代表ら、カンボジアの施設へ

    【シェムリアップ14日=渡邉勝利】公明党の山口那津男代表を団長とする党東南アジア諸国連合(ASEAN)訪問団は13日夜、ラオスの首都ビエンチャンから空路で最後の訪問国であるカンボジア・シェムリアップに到着した。山口代表は14日午後、日本が機材提供や人材育成などで貢献してきたカンボジア地雷対策センター(CMAC)(メモ)平和博物館を視察し、ヘン・ラタナ長官と活発に意見を交わした。視察には、党訪問団の竹谷とし子女性委員長(参院議員)、中川康洋地方議会局次長(衆院議員)が同席した。

    ■ウクライナ復興への弾みに

    地雷除去の技術を視察する山口代表(中央左)ら=14日 シェムリアップ(撮影・渡邉勝利)

    席上、ラタナ長官は、長年、日本の支援を受けてきたCMACとして培ってきた地雷対策の知見について、コロンビアやラオス、中東、エチオピアなどで生かされていることに言及。来月には、ロシア軍が埋めた地雷が多くあるウクライナから人材を招き、訓練する予定だとして「国際協力を進めていく」と強調した。

    日本がカンボジアとも協力し、地雷の被害リスクを回避する教育や地雷の除去、被害者をサポートするといった包括的な支援に取り組む方針を発表したことには、「日本のイニシアチブを全面的に支持し、協力する用意がある。できるだけ早く協力ができることを望んでいる」との考えを示した。

    山口代表は、CMACの蓄積した技術と経験を生かし、ウクライナなど第三国で貢献していく重要性を力説。「ウクライナの人々のために実績が重なっていくことを期待している」と訴えた。

    次いで一行は、ラタナ長官らの案内で博物館の展示施設や、地雷除去技術のデモンストレーションを見て回った。

    視察終了後、記者団に対し、山口代表は「紛争地域が復興していくために一番先にやらなければならないのが地雷の除去であり、積極的に取り組んでいるのが日本だ」と強調。その上で「日本にしかできない活動、CMACが実践で蓄えたことは人類の大切な資源として生かしていく。平和が最終的に定着するよう、公明党も引き続き支援に取り組む」と語った。

    "メモ" カンボジア地雷対策センター(CMAC)
    カンボジアの地雷除去活動を担う公的機関。機材供与や人材育成などのため、日本が長年にわたり無償資金協力を実施してきた。これらの支援で蓄積した知見をCMACが第三国へ共有する取り組みも行われている。

    医療向上、日本の支援で

    日本の支援で運営される病院を視察する山口代表(手前左端)ら=14日 シェムリアップ

    シェムリアップ州病院を視察

    【シェムリアップ14日=渡邉勝利】公明党の山口那津男代表ら党東南アジア諸国連合(ASEAN)訪問団は14日、日本の資金協力や技術支援などを通じて運営されているカンボジア・シェムリアップ州病院を訪ね、医療関係者らと意見を交わした。

    この中で同州のクロス・サラット保健局長やペン・パルクン院長は、インフラ整備や機材提供、人材育成など日本の継続的な協力に謝意を表明。新たに4階建ての手術センターが完成し、226人の患者を受け入れられるようになったとして「技術レベルの高い手術が可能になった」「救命救急の向上に非常に役立っている」などと成果を報告した。

    この後、一行は、一般・救急外来や入院フロアなどを見て回り、看護師らとも懇談した。

    山口代表は「人材育成など日本との交流もさらに幅広い分野で行う必要がある。これからも日本の支援を公明党が推進していく」と語った。

    党訪問団は同日夕、日本の技術支援で整備されたシェムリアップ浄水場も視察した。

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