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活動の軌跡 Activity

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2024.07.15
公明ニュース

地雷除去、不断に貢献

技術と経験、世界で共有
山口代表ら、カンボジアの施設へ

【シェムリアップ14日=渡邉勝利】公明党の山口那津男代表を団長とする党東南アジア諸国連合(ASEAN)訪問団は13日夜、ラオスの首都ビエンチャンから空路で最後の訪問国であるカンボジア・シェムリアップに到着した。山口代表は14日午後、日本が機材提供や人材育成などで貢献してきたカンボジア地雷対策センター(CMAC)(メモ)平和博物館を視察し、ヘン・ラタナ長官と活発に意見を交わした。視察には、党訪問団の竹谷とし子女性委員長(参院議員)、中川康洋地方議会局次長(衆院議員)が同席した。

■ウクライナ復興への弾みに

地雷除去の技術を視察する山口代表(中央左)ら=14日 シェムリアップ(撮影・渡邉勝利)

席上、ラタナ長官は、長年、日本の支援を受けてきたCMACとして培ってきた地雷対策の知見について、コロンビアやラオス、中東、エチオピアなどで生かされていることに言及。来月には、ロシア軍が埋めた地雷が多くあるウクライナから人材を招き、訓練する予定だとして「国際協力を進めていく」と強調した。

日本がカンボジアとも協力し、地雷の被害リスクを回避する教育や地雷の除去、被害者をサポートするといった包括的な支援に取り組む方針を発表したことには、「日本のイニシアチブを全面的に支持し、協力する用意がある。できるだけ早く協力ができることを望んでいる」との考えを示した。

山口代表は、CMACの蓄積した技術と経験を生かし、ウクライナなど第三国で貢献していく重要性を力説。「ウクライナの人々のために実績が重なっていくことを期待している」と訴えた。

次いで一行は、ラタナ長官らの案内で博物館の展示施設や、地雷除去技術のデモンストレーションを見て回った。

視察終了後、記者団に対し、山口代表は「紛争地域が復興していくために一番先にやらなければならないのが地雷の除去であり、積極的に取り組んでいるのが日本だ」と強調。その上で「日本にしかできない活動、CMACが実践で蓄えたことは人類の大切な資源として生かしていく。平和が最終的に定着するよう、公明党も引き続き支援に取り組む」と語った。

"メモ" カンボジア地雷対策センター(CMAC)
カンボジアの地雷除去活動を担う公的機関。機材供与や人材育成などのため、日本が長年にわたり無償資金協力を実施してきた。これらの支援で蓄積した知見をCMACが第三国へ共有する取り組みも行われている。

医療向上、日本の支援で

日本の支援で運営される病院を視察する山口代表(手前左端)ら=14日 シェムリアップ

シェムリアップ州病院を視察

【シェムリアップ14日=渡邉勝利】公明党の山口那津男代表ら党東南アジア諸国連合(ASEAN)訪問団は14日、日本の資金協力や技術支援などを通じて運営されているカンボジア・シェムリアップ州病院を訪ね、医療関係者らと意見を交わした。

この中で同州のクロス・サラット保健局長やペン・パルクン院長は、インフラ整備や機材提供、人材育成など日本の継続的な協力に謝意を表明。新たに4階建ての手術センターが完成し、226人の患者を受け入れられるようになったとして「技術レベルの高い手術が可能になった」「救命救急の向上に非常に役立っている」などと成果を報告した。

この後、一行は、一般・救急外来や入院フロアなどを見て回り、看護師らとも懇談した。

山口代表は「人材育成など日本との交流もさらに幅広い分野で行う必要がある。これからも日本の支援を公明党が推進していく」と語った。

党訪問団は同日夕、日本の技術支援で整備されたシェムリアップ浄水場も視察した。

2024.07.14
公明ニュース

ラオスとの往来活発に

ソマート国民議会副議長と会談 
バイカム労働社会福祉相とも 
山口代表ら党訪問団

【ビエンチャン12日=渡邉勝利】公明党の山口那津男代表ら党東南アジア諸国連合(ASEAN)訪問団は12日、ラオス国民議会でソマート・ポンセナー副議長と会い、来年の日ラオス外交樹立70周年に向け、国民の相互往来や政党間交流を活発にしていく重要性を共有した。

席上、ソマート副議長は「国と国との関係を強くするためには、政党間、政治家の交流が大切だ」と力説。さらに、経済や金融、ビジネス面でも連携を強めたいとして、日本からの投資促進や企業進出などを望んだ。

山口代表は、観光交流の強化や人材育成に取り組む考えを表明。2025年の大阪・関西万博では、ASEAN各国の政府職員を受け入れて運営能力強化のための研修を行うとして「現場経験を通した学びを得られる好機にしたい」と語った。

党訪問団はこの後、バイカム労働社会福祉相と同国南部地域における不発弾処理の加速に向けた日本の活動支援や自然災害への対応を巡り意見交換。バイカム氏は「日本の人道分野での支援に感謝している」と評価した。

ソマート国民議会副議長(右から3人目)と握手を交わす山口代表(左隣)ら=12日 ビエンチャン(撮影・渡邉勝利)

バイカム労働社会福祉相(右端)らと意見交換する山口代表(左から3人目)ら=12日 ビエンチャン

2024.07.14
公明ニュース

日ASEANの友好関係一段と深く

国家主席など政府要人らと会談 
山口代表ら党訪問団がマレーシア、ブルネイ、ラオスへ 
13日カンボジア入り

公明党の山口那津男代表を団長とする党東南アジア諸国連合(ASEAN)訪問団は8日から17日までの日程でマレーシア、ブルネイ、ラオス、カンボジアの4カ国を歴訪中です。竹谷とし子女性委員長(参院議員)、中川康洋地方議会局次長(衆院議員)が同行し、政府要人らとの会談や視察を精力的に展開しています。主な動きを紹介します(記事・写真は渡邉勝利記者)。

党訪問団は9日、最初の訪問先であるマレーシアの首都クアラルンプールで、ジョハリ・アブドゥル下院議長と会談。山口代表が「日本とマレーシア、そしてASEANとの関係強化につなげたい」と伝えたのに対し、ジョハリ議長は「ASEAN地域の発展に向けた役割を果たすことを期待したい」と応じました。山口代表は、モハマド・ハサン外相とも会談しました。

10日、党として初めてブルネイ入りした訪問団は、アミン・リュー首相府相兼第2財務・経済相と会い、アジア地域の脱炭素化実現に向けた協力強化を議論。エルワン第2外相とも会い、両国の外交樹立40周年を踏まえた人的交流の活性化や、国際秩序の維持・強化に向けた連携を強めていくことを確認しました。翌11日には、立法評議会でアブドゥル・ラーマン議長と会い、議員、議会間交流の促進で一致しました。

初訪問したラオスでは12日、トンルン・シースリット国家主席兼人民革命党書記長と党本部で会談し、両国間の絆を深め、協力関係をさらに高く引き上げる考えを共有。トンルン国家主席は「公明党が掲げる平和や人道主義、地雷のない世界をめざす理念に感銘を受けている」と高く評価しました。一行はサルムサイ・コンマシット副首相兼外相らとも意見を交わしました。

党訪問団は、13日夜にカンボジアに到着しました。

トンルン国家主席(右から2人目)との会談に臨む山口代表(左隣)、竹谷(右端)、中川(康)氏=12日 ラオス・ビエンチャン

アミン首相府相(左)と意見を交わす山口代表=10日 ブルネイ・バンダルスリブガワン

ジョハリ下院議長(右端)と意見を交換する山口代表(左から2人目)ら=9日 マレーシア・クアラルンプール

■ビラ皇太子に謁見、地元紙で大きく報道

皇太子宮殿でビラ皇太子(右)に謁見する山口代表=10日 ブルネイ・バンダルスリブガワン

党訪問団は10日、ブルネイでアルムタデー・ビラ皇太子に謁見しました。山口代表は今年、両国の外交関係が樹立して40周年を迎えたことから「40周年を機に、日本とブルネイの関係をさらに友好的なものに深めていこう」との考えを確かめ合いました。

この模様は、翌11日付の地元紙で大きく報じられました。同国最大の英字紙ボルネオ・ブレティンは、両氏の写真を1面の大部分のスペースを使って掲載。記事では「皇太子はブルネイと日本の特別な関係を再確認した」と紹介されました。

■海上保安機関、LNG生産拠点など視察も

今回の訪問では、海上保安機関や液化天然ガス(LNG)関連施設などの視察も行われています。

マレーシアでは、周辺海域で航行安全の確保に取り組む海上法令執行庁を表敬。海上保安に関わる人材を日本に招いて研修するプログラムの卒業生に再会すると、「私たちのために道を開いてくれ、ありがとうございます」との声も。

ブルネイでは、50年以上にわたって日本がLNGの安定供給を受けていることを踏まえ、ブルネイLNG社の生産拠点を調査。ラオスでは、不発弾の処理を担う人材を育てる「UXO訓練センター」を訪れ、地雷除去の技術を世界に伝えていこうと話し合いました。

公明党国際委公式インスタ 党ASEAN訪問団の動きも随時発信 党ASEAN訪問団の動きも随時発信

海上法令執行庁では、日本で研修を受けた卒業生との再会も。思い出話に笑顔がはじけた=9日 マレーシア・プトラジャヤ

ブルネイLNG社のファラデCEO(右から2人目)から説明を聞く山口代表(左隣)ら=10日 ブルネイ・ルムット

不発弾処理を担う人材育成の施設を視察する山口代表(右から3人目)ら=12日 ラオス・ビエンチャン

2024.07.13
公明ニュース

不発弾処理 日本も貢献

地雷除去の経験生かして 
ラオス・UXO訓練センター視察 
党ASEAN訪問団

不発弾処理を担う人材育成の施設を視察する山口代表(左から3人目)ら=12日 ビエンチャン

【ビエンチャン12日=渡邉勝利】公明党の山口那津男代表は12日、ラオスの「負の遺産」とされる不発弾の処理を担う人材を育成する「UXO訓練センター」を視察し、関係者と意見を交わした。

ラオスでは、ベトナム戦争による不発弾が推定8000万個残され、安全や経済発展の妨げになっている。同施設では、これまで不発弾処理に関わる人材を約1600人育て、数百年かかるとされる処理の完了へ息の長い活動を続けている。

プンペン不発弾統制機構(NRA)長官代行は、不発弾が今も約8万7000平方キロに上る広大な土地に残されていると報告。今年だけでも43人が犠牲となり、その6割は子どもだとして「不発弾を何か分からず、おもちゃと勘違いして遊んでいて事故が起こった」と表情を曇らせた。

山口代表は、公明党が地雷除去の技術向上を一貫して支援してきたことを紹介した上で「苦しみの中から生み出された貴重な技術を必要とする地域が世界に多くある」と指摘。「その経験を役立ててもらうため日本は支援を進める」と語った。

2024.07.13
公明ニュース

政党間交流の促進へ

サルムサイ・ラオス副首相と会談 
カムパン国家監察委員長とも

サルムサイ副首相(右)と握手を交わす山口代表=12日 ビエンチャン

【ビエンチャン12日=渡邉勝利】公明党の山口那津男代表ら党東南アジア諸国連合(ASEAN)訪問団は12日午前、ラオスの外務省でサルムサイ・コンマシット副首相兼外相と会い、両国間の交流を促進する重要性を共有した。

席上、サルムサイ副首相は、両国間の外交樹立から来年で70周年を迎えることについて「両国の協力関係をさらなる高みに押し上げるべく、重要な年になる」と指摘。活発に政党間交流を行いたいとの考えを示した。

国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊を日本が派遣して来年で65周年になることでは、日本の初めての派遣国がラオスだったことを踏まえ「多くの交流が促進され、国民同士の理解や信頼を高める役割を果たした」と評価した。

山口代表は、ラオスへの政府開発援助(ODA)に関し、「日本はこれまで人材育成や教育、保健、インフラ整備、不発弾除去など幅広い分野でラオスの持続的・自立的な開発を支援してきた」と力説。「これからもさらに協力を進めたい」と訴えた。

カムパン国家監察委員長(中央左)と握手を交わす山口代表(同右)ら=12日 ビエンチャン

この後、山口代表は、カムパン・ポムマタット人民革命党書記局員兼国家監察委員長と党本部で会談。両氏は、両国間の経済協力に向けた連携や観光の促進などを確認した。

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