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活動の軌跡 Activity

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2024.07.20
公明ニュース

性別変更 手術以外の要件が妥当

法改正 当事者中心で検討すべき 
党PT、識者から見解聴く

特例法改正の論点について南氏(左端)の見解を聴く党PT=18日 衆院第2議員会館

公明党性的指向と性自認に関するプロジェクトチーム(PT、座長=谷合正明参院幹事長)は18日、衆院第2議員会館で性別変更に関する審判などに多く携わる南和行弁護士から、性同一性障害特例法改正の論点について聴いた。

同法が定める性別変更の5要件を巡っては、最高裁が昨年、生殖能力をなくす「生殖不能要件」を違憲としたほか、広島高裁が今月10日、変更後の性別の性器と外観が似ている「外観要件」も「違憲の疑いがある」とした。

この審判で代理人を務めた南氏は外観要件について、女性が男性の外観に似せる場合、形成手術が物理的に難しいなどの理由から、そのほかの4要件などを満たしていれば変更が認められるケースが一般的だったと指摘。一方、男性が女性の外観に似せる場合は性器の切除などをしなくてはならず、生物学的な性別によって適用のハードルが異なっていたとして、高裁決定も踏まえ「手術ではない要件への変更が妥当ではないか」と述べた。

さらに南氏は、特例法改正の方向性について「当事者の意思や生きづらさを中心に考えるべきだ」との認識を示したほか、性別変更の判断を医師だけに委ねるのではなく、裁判官も責任を持つ必要性を強調した。

会合では、自認する性での一定期間の生活や治療継続を新たな要件とすることの是非などについて、参加議員と南氏が意見を交わした。

2024.07.17
公明ニュース

日本の教育支援に成果

カンボジア、教員養成大学を訪問
山口代表ら党訪問団

日本の支援で成果を上げている教員養成大学を視察する山口代表(左から2人目)ら=15日 プノンペン(撮影・渡邉勝利)

【プノンペン15日=渡邉勝利】公明党の山口那津男代表ら党東南アジア諸国連合(ASEAN)訪問団は15日、日本の資金協力で質の高い教育が展開されているカンボジアのプノンペン教員養成大学を訪れ、関係者と意見を交わした。

席上、大学側は、教員養成課程が2年制から4年制になるなど「日本の支援を受けてカンボジアで最も進んだ教育課程を提供している」と報告。「卒業生が社会から高く評価され、モデル校となっている。カンボジア全土に広げていきたい」と展望を語った。山口代表は「国づくりには、幅広い人材を育てていく初等・中等教育の充実が大切だ」と強調。教員の役割が重要だとの認識を示し、引き続き支援していくと訴えた。

    2024.07.17
    公明ニュース

    PKO殉職者に献花

    中田厚仁さん、高田晴行警視

    中田さんの慰霊碑で手を合わせる山口代表(右)ら=15日 プノンペン

    【プノンペン15日=渡邉勝利】公明党の山口那津男代表は15日、カンボジアの国連平和維持活動(PKO)中に殺害された国連ボランティアの中田厚仁さんと、文民警察官の高田晴行警視の慰霊碑をそれぞれ訪ね、献花した。竹谷とし子女性委員長(参院議員)、中川康洋地方議会局次長(衆院議員)が同行した。

    日本は、1992年にPKO協力法に基づく初の本格的な活動としてカンボジアに部隊を派遣し、復旧・復興の援助など国際貢献を展開。その役割は、現地でも高く評価されている。

    高田警視の慰霊碑に献花する山口代表(左)ら=15日 プノンペン

    一行は、植野篤志駐カンボジア大使らの案内で現場を訪れ、慰霊碑で深い祈りをささげた

    2024.07.17
    公明ニュース

    政治家の交流も一段と

    クオン・ソダリー国民議会議長を表敬

    クオン・ソダリー国民議会議長(右から2人目)と意見を交わす山口代表(左隣)ら=15日 プノンペン

    【プノンペン15日=渡邉勝利】公明党の山口那津男代表は15日、国民議会でクオン・ソダリー議長を表敬し、議会間交流や人的交流などを巡って意見交換した。

    山口代表は冒頭、「両国間の関係をより強くするためには、政府だけでなく、国会、政党、政治家の交流が重要だ」と力説し、1991年にカンボジアを初訪問して以来、和平や地雷除去に関わってきたと強調した。

    クオン・ソダリー議長は、党訪問団について「両国のパートナーシップを強化するものと評価している」と歓迎した上で、「今のカンボジアの平和や発展は、日本の支援や貢献と切り離すことはできない」との認識を表明。両国間のさらなる関係強化に向け、人道分野での国際協力や投資促進を呼び掛けた。

    リー・トーイッ上級相兼CMAA副議長(左端)の案内で地雷対策の展示施設を見学する山口代表(右隣)ら=15日 プノンペン

    この後、山口代表は、リー・トーイッ上級相兼カンボジア地雷対策・犠牲者支援庁(CMAA)副議長とCMAAで会い、地雷のない世界へ協力を強化する方針を共有。山口代表は「平和や福祉を重視する公明党の特色を生かし、国際社会で役割を果たす」と述べた。

    2024.07.17
    公明ニュース

    地雷除去、国際社会で推進

    教育、被害者サポートなど支援策実行へ協力強化 
    日本の貢献、幅広い関係発展の基礎に 
    山口代表ら、フン・マネット首相、フン・セン上院議長と会談 
    カンボジアで党訪問団

    【プノンペン16日=渡邉勝利】公明党の山口那津男代表を団長とする党東南アジア諸国連合(ASEAN)訪問団は14日夜、カンボジアの首都プノンペンに空路で入った。翌15日にはフン・マネット首相と首相府で、16日には前首相のフン・セン上院議長と上院で会談し、両国関係の深化やウクライナなど第三国での地雷対策に連携する考えで一致した。

    フン・マネット首相(右)と握手を交わす山口代表=15日 プノンペン(撮影・渡邉勝利)

    フン・マネット首相との会談は、当初の予定を20分超え1時間ほどの語らいに。

    山口代表は、日本がカンボジアでの国連平和維持活動(PKO)に参加し、国づくりを支えてきたと強調。昨年、両国関係が「包括的・戦略的パートナーシップ」に格上げされたことを歓迎し、「経済発展や人材育成、安全保障やサイバー、気候変動への対応など幅広い関係発展の基礎ができた。公明党も関係発展に貢献していく」と訴えた。

    フン・マネット首相は、日本の支援で国の発展が導かれたと謝意を表明し「今ではPKO派遣国となり、この10年で10カ国に約1万人の隊員を派遣した」と報告した。

    山口代表は、地雷処理について、ウクライナを支援することが期待されるとして地雷のリスク回避の教育や被害者のサポートなどを柱とする日本の支援策について「カンボジアと協力しながら進めたい」と呼び掛けた。

    フン・マネット首相は、国内の地雷除去を進めた結果、年間約4000人に上った被害者が100人以下に減ったと紹介。「日本と連携し、ウクライナへの人道支援や地雷処理に協力できることをうれしく思う。公明党の支援を期待している」と語った。山口代表は「平和の尊さを身をもって実感しているカンボジアと日本だからこそ、協力できる」と応じた。

    フン・セン上院議長(右)との会談に臨む山口代表=16日 プノンペン(撮影・渡邉勝利)

    一方、フン・セン上院議長との会談も当初の予定を20分超え、約1時間に及んだ。山口代表は、フン・セン氏の議長就任に祝意を示した上で「街並みや都市の発展ぶりに驚いている。平和と安定があればこそだ」と述べた。

    フン・セン上院議長は、カンボジア発展の姿を通し「いかに平和が価値あるものか。平和があって初めて民主主義や人権が保証される。平和がなければ地雷除去もできない」と強調。「公明党には引き続き、地雷除去の活動を支援してもらいたい。ウクライナなど第三国の訓練でも協力を」と期待を寄せた。

    山口代表は「何よりも平和が大切だという言葉に感銘を受けた。平和の尊さを知る両国が国際社会の平和、法の支配の確立のために協力し合いたい」と呼び掛けた。

    8日からマレーシア、ブルネイ、ラオス、カンボジアの4カ国を歴訪していた党訪問団は全ての日程を終え、きょう17日に帰国する。

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