党都本部
"小さな声"から未来をつくる―。公明党東京都本部の女性局と青年局は、それぞれ政策提案プロジェクトを立ち上げ、プロジェクトリーダーを務める竹谷とし子参院議員(参院選予定候補=東京選挙区)と共に各地で声を集め、政策実現に取り組む方針だ。
女性局「ミラコメ」
100万超の声を知事へ届ける
デジタルとエコの12項目アンケート
小池知事(右から2人目)にアンケート結果を報告する竹谷氏(中央)ら
女性局は4月18日から今月8日にかけて、女性目線に立ったデジタル分野とエコ分野の政策12項目のうち、応援したい政策を選んでもらうウェブアンケート「ミラコメ」を実施。女性党員らの呼び掛けで、延べ108万5941件の回答が寄せられた。
※複数回答あり
9日、竹谷氏は都庁で小池百合子知事に対し、「ミラコメ」の結果を踏まえた政策推進を要望。小池知事は「デジタル化の流れに追い付き、先を行く形で進める。(エコ分野の)食品ロス削減に関しては、竹谷さんがずっと取り組んできた課題だ。どういう形が有効なのか、都としても考えていく」と応じ、「頑張ってください」と女性局の取り組みにエールを送った。
政策アンケートの結果は、デジタル分野では「オンライン診療を気軽に受けられる」が最多。オンラインによる時間短縮や、コロナ禍も踏まえた感染防止などの利点に期待が集まった。
一方、エコ分野のうち、「食品ロス削減」の項目では「食品ロスを減らしてCO2を削減する」が、「地球環境エコ」の項目では「家庭や職場で、すぐに取り組める省エネ情報を手に入れられる」がそれぞれトップに。企業や生活者にとって身近な取り組みを後押しする政策に、高い関心が寄せられた。
28日にはユーチューブでアンサーフォーラムを開催した。その模様はきょう29日午前9時から、来月3日まで配信される。
青年局「ツギコメ」
若者参加型プロジェクト
SNSで要望募集、竹谷氏も回答
竹谷氏と共にツギコメに参加した青年党員ら=中野区
青年局の政策アンケート「ツギコメ」は、ツイッターや特設サイトで若者の声を募集し、政策立案する参加型のプロジェクト。中でも「#ツギコメ」「#ミライのつくりて」を付けて投稿された若者の要望に対し、竹谷氏が動画や文章で返答する企画が話題だ。
ツイッター上には「奨学金返済が負担」など多くの要望が寄せられる。「都内は家賃が高い」との声に対して竹谷氏は、具体的な政策を挙げ「新しい仕組みを皆さんと考えたい」と動画で回答。「ホントに竹谷さんが答えてる!」など、好意的な反応が見られた。
「ツギコメ」公式アカウントが発信する投稿の「インプレッション」(ユーザーに表示された回数)は500万回超に上り、大きな反響を呼んでいる。
6月4日には、集まった若者の要望を基に、政策決定イベントをユーチューブでライブ配信する。
IT人材育成で日本再生
「ミラコメ」「ツギコメ」プロジェクトリーダー 竹谷とし子 参院議員
「ミラコメ」「ツギコメ」プロジェクトリーダー 竹谷とし子 参院議員
公明党の要望で先日、政府が決定した「女性デジタル人材育成プラン」には、「ミラコメ」の内容などを踏まえた公明党の政策提言が数多く反映されています。社会のデジタル化を進めることで医療や教育、防災、働き方など、生活の質が大きく向上します。デジタル社会を支えるIT人材の育成で、日本再生を後押しします。
エコ分野でも、私が主導した「食品ロス削減推進法」の成立がきっかけとなり、国民の意識が変わってきたことを実感しています。食品ロス削減と未利用食品の利活用で、支え合う温かな社会を築いていきたいと決意しています。
また、未来をつくるのは若者です。「ツギコメ」に寄せられた若者の声を必ず国に届け、社会の課題解決へ働いてまいります。