2022.05.30
公明ニュース
外濠の水質浄化を推進
アオコ発生 神田川など実態調査
都内で石井幹事長、竹谷氏
江戸城外濠の水質状況の実態を調査する石井幹事長(左から2人目)、竹谷氏(右隣)ら=29日 東京・新宿区
公明党の石井啓一幹事長は29日、夏場にアオコが広がり悪臭を放つ江戸城外濠や神田川などの水質浄化に向けて、山田正中央大学教授らと共に都内で実態を調査した。太田昭宏常任顧問、竹谷とし子参院議員(参院選予定候補=東京選挙区)、小磯善彦、古城将夫両都議が同行した。
JR市ケ谷駅周辺で一行はアオコが発生する外濠を調査。その後、乗船し、外濠から下流河川の神田川や日本橋川にアオコが流入している状況を確認した。山田教授は、最低でも毎秒0.5トンの導水量を確保できれば、外濠でのアオコ増殖を抑制できると説明。導水に向け、玉川上水と外濠をつなぐことが重要との認識を示した。
続いて一行は、日本橋川周辺の景観改善に向けた高速道路の地下化工事(事業区間約1.8キロ)を視察。担当者は2035年に地下トンネルを開通し、40年に既存の高速道路撤去が完了する計画に触れ「日本橋川に青空を広げたい」と述べた。
石井幹事長は、「新しい東京の価値創出に向けて、党として支援していく」と語った。