五輪の食品ロスなくせ
発注量最適化など改善図れ
党プロジェクトチームが政府に提言
丸川五輪担当相宛ての申し入れを行う竹谷座長(左端)ら=29日 内閣官房
東京五輪のボランティアらに用意した弁当が大量廃棄された問題を受け、公明党食品ロス削減推進プロジェクトチーム(PT、座長=竹谷とし子参院議員)は29日、内閣官房で東京オリンピック・パラリンピック推進本部事務局の植松浩二企画・推進統括官に対し、丸川珠代五輪担当相宛ての申し入れを行った。
竹谷座長は、食品ロスをなくすための具体策として、ボランティアへの弁当や選手村で提供する食品の供給量、消費量、残量を日々計測し、発注量の最適化を図るよう要請。やむを得ず発生する余剰食品は「安全性を配慮した上で速やかに活用すべき」として、フードバンクや子ども食堂などへの無償提供も提案した。
植松統括官は「提案を大会組織委員会にしっかり伝える」と応じた。
同PTは同日、伊藤明子・消費者庁長官にも同様の申し入れを行った。