「食品ロス」削減に全力
河野氏強調 超党派議連が設立総会
公明、議員立法めざす
超党派議連の設立総会で司会を務めた竹谷さん(左奥)=13日 衆院第2議員会館
超党派の国会議員でつくる「食品ロス削減及びフードバンク支援を推進する議員連盟」は13日昼、衆院第2議員会館で設立総会を開いた。顧問に魚住裕一郎参院会長、会長代行に高木美智代衆院議員、事務局長に竹谷とし子参院議員が就任するなど、公明議員が議連役員に多数就いた。
各党代表あいさつの中で、同議連の事務局次長に就任した公明党の河野義博参院議員は、公明党がプロジェクトチーム(PT)をいち早く立ち上げ、視察や関係者への聞き取りを重ねて食品ロス削減推進法案(議員立法)を取りまとめたことを強調。今後、各党とも協力して「一日も早い議員立法の成立に全力を尽くす」と力説した。
来賓としてあいさつした国連食糧農業機関(FAO)駐日連絡事務所のチャールズ・ボリコ所長は、世界で人の消費のために生産された食料の約3分の1が廃棄されている現状を指摘し、「捨てられた食料の4分の1でも利用できれば、世界で飢餓に苦しむ人を全て養える」と述べた。
公明党は、2017年8月に議員立法の骨子案をPTが取りまとめるなど、食品ロス削減推進の法整備に向けて積極的に取り組んでいる。