
【対談】元東京都副知事・明治大学大学院教授 青山 やすし氏

【プロフィール】
中央大学法学部卒。1999年から2003年まで、石原慎太郎東京都知事のもとで、副知事(危機管理、防災、都市構造、財政等を担当)を務めた。2004年から、明治大学公共政策大学院教授。著書に『東京都副知事ノート』(講談社)、『自治体の政策創造』(三省堂)など。日本テレビ系「世界一受けたい授業」等、テレビ出演も多数。
国の財政の「見える化」を

東京都では、公会計制度の改革を全国の自治体に先駆けて、公明党が推進してきました。私自身の公認会計士の経験、また、民間企業で情報システムを使った「見える化」を推進してきた経験を生かして、今度は国の財政の「見える化」を推進していきたいと考えております。

ぜひ、お願いしたいですね。東京都の場合は、官庁会計で財政の内容を示すだけではなく、民間で使われているバランスシートで示しました。今までは単年度会計主義で、予算と決算を、すべて単年度としてきましたが、そこに、「資産」とか「負債」とかいう、民間で普段使っている概念を官庁会計に導入したんです。これは、特に行政に欠けがちな「コスト主義」を徹底させるということで、非常に効果があったと思います。

竹谷さんには、国の財政の「見える化」をぜひともやっていただきたい。また、国は特別会計が非常に多い。これを透明化していくということもやっていただきたいと思います。竹谷さんの公認会計士の専門知識は、国政にも、すごく生きてくると思います。ぜひそれを活用していただきたいと思います。

ありがとうございます。頑張りたいと思います。
生活を豊かにする政治を

副知事時代を含めて、青山先生は、地方自治体の状況に大変に精通されていらっしゃいます。私自身も地方分権について、国政から何をするべきかということを考えています。

東京都の場合は、行政区域としての東京だけではなくて、関東平野全体です。生活の上でも、産業・経済の上でも、交通ネットワークの上でも、お互いに連携し合っています。東京都が他の地方公共団体と大きく違う点は、地方交付税に依存していないということです。法人税収とか住民税収とか、景気に左右されやすい税収に依存しているわけです。
そのため、景気が良い時の次の年は、法人税が1兆円ぐらい多く収入できます。ところが、今のように景気が悪い時になると、逆にその1兆円ぐらい減収になる。つまり、非常に景気に左右されやすいという財政構造をもっています。ですから、空港とか道路、住宅、商店街などといったものに、必要な投資をきちっとするのです。
投資によって、会社や個人の収入が上がることが、東京都の税収増につながるんです。それが、財政の安定化ということになりますので、そういう意味では、非常に健全な自治体だと思います。人々の生活が豊かになれば税収が上がる。そういう税構造を東京都は持っています。ですから、国全体の経済活動がうまくいくこと、生活が向上していく政策を、ぜひ主張していただきたいです。

どの事業が、どれだけ人々の生活のために役立っているのか、また景気浮揚効果があるのか、そういう視点で一つ一つの事業を見ていきたいと思います。税金を使うにも、消費ではなくて、将来に対する投資だということです。国にもそうした視点が必要ですね。

必要だと思います。単に、どこかからどこかにお金を回すのではなく、日本という国できちんとお金が稼げて、人々の生活が豊かになって向上していくという方向での投資が必要だと思います。ですから、公認会計士の財務指標に対する知識とか感覚とか、そういうものが政治に全部生きてくると思います。
現場の「声」を政策に

青山先生は都政時代、公明党の議員と一緒に政策を討議されてきたこともあって、公明党のことを本当によくわかっておられますね。私が生まれる以前から(笑い)。

長くお付き合いしています(笑い)。他の政党に比べて、私が思う公明党の強み、良いところというのは、まず、基礎自治体の議員とのコミュニケーションが非常に良いことです。理論も大事ですが、それ以上に政治というのは「生活実感からくる主張」というのが、一番説得力を持つと思います。自治体の公明党の議員は、非常に日常的に地域と密着した活動をしていますから。

そうですね。本当に現場の皆さまの声を聞かなければ、国政にも役に立てることができません。

それが、貧困問題や雇用の増進、生活の不安に対する対応、セーフティーネットなどすべてに生きてくると思うんです。

現場の生の声を知っているのが公明党の強みだと思っています。

そうだと思います。今、アメリカで「サーバント・リーダーシップ論」というのが流行しています。汗をかく人が、リーダーたりうるという考え方です。

それは素晴らしいですね!

今、日本の人々は、雇用とか老後だとか子育てとか、さまざまな不安を感じています。そういったものに対して国政の場で政策を改善していくためには、多様な人々の生活の中から出てくる政策が必要だと思うんです。ノートとか本から出てくる政策ではなくて、人々の生活からにじみでてくる政策というのが、一番説得力があり、重要な政策になると思います。

今、おっしゃられた「サーバント・リーダーシップ論」にはとても共感します。私が経営コンサルタントとして、プロジェクトのリーダーを務めていた時に、心構えとして持っていたのは、リーダーというのは三角形の頂点にいるんじゃないということです。逆三角形の頂点で、つまり一番下で、皆を支えるのがリーダーであるという、そういう気持ちを持っていました。
仕事では、国内外でさまざまなプロジェクトをやらせていただき、多くの成功を収めることができました。これは、「逆三角形の頂点で、私は皆さんを支えます」という気持ちでやったことで、プロジェクトのメンバーが素晴らしい力を発揮してくれた結果だと思います。国政の場でも同じだと思います。国会議員は「一番下で、国民の皆さまを支える」。この心構えでいきたいと思います。

それは大変に素晴らしいですね。竹谷さんの経験をぜひ、国会議員として生かしていただきたいと思います。







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