脱炭素へ海洋生物、活用
ブルーカーボンで初会合
党プロジェクトチーム
ブルーカーボンの利活用に向けて初会合を開いた党プロジェクトチーム=1日 参院議員会館
公明党のブルーカーボン利活用推進プロジェクトチーム(PT、座長=よこやま信一参院議員)は1日、参院議員会館で初会合を開き、二酸化炭素(CO2)の新たな吸収源として注目される「ブルーカーボン」について、国土交通省から説明を受けた。
国交省は、ブルーカーボンについて、海草など海洋生物が光合成によってCO2を吸収しながら成長し、枯死後に海底に堆積するなどして海洋に貯留された炭素のことだと説明。「海に囲まれた日本にとって、CO2の吸収源としてのポテンシャルが大きい」と語った。
今後の課題としては、CO2の吸収・貯留量の計測方法が確立されていないことなどを挙げた。
出席した公明議員は、脱炭素社会の実現に向け、ブルーカーボンを巡る世界の議論を日本がリードしていくことが重要だと述べた。