2020.03.28
公明ニュース
新型コロナ感染防止へ 税務相談 ネットで
参院予算委で竹谷、高瀬氏
質問する竹谷氏(右)と賛成討論する高瀬氏=27日 参院予算委
本会議に先立ち参院予算委員会は27日午前、安倍晋三首相と全閣僚が出席して、20年度予算の締めくくり質疑を実施。公明党の竹谷とし子氏が質問に立ち、採決前に高瀬弘美氏が賛成討論を行った。
竹谷氏は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、インターネットを使った税務相談を提案。感染予防のポイントについて、密閉空間、密集場所、密接場面を避ける重要性を指摘し、各種の税務相談について「インターネットで相談できるように取り組んでほしい」と強調した。
国税庁側は、一部の税務署でテレビ電話を使った税務相談を試行しているとし、検討する考えを示した。
竹谷氏は、同感染症の影響で子ども食堂などが活動を自粛していることを念頭に、企業がフードバンクなどを通じて生活困窮者に食品を寄贈していると紹介。この寄贈に伴う納税の必要が生じないよう「全額損金算入を認めるべきだ」と訴えた。国税庁は「災害時と同様に全額損金算入できる」と応じた。
賛成討論で高瀬氏は、20年度予算が全世代型社会保障の充実などに活用されるとし、予算の早期成立と速やかな執行を求めた。