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2019.06.04
公明ニュース

がん検診 あり方見直せ

秋野氏、竹谷さん 女性患者への相談対応も

3日の参院決算委員会で公明党の秋野公造氏と竹谷とし子さんは、がん対策の充実などを訴えた。

質問する秋野氏=3日 参院決算委

秋野氏は、ピロリ菌感染が胃がんのリスクを高めるとされる一方、国は50歳以上への胃内視鏡検査を推奨していることから「(年齢ではなく)リスクに応じた検診の導入に、かじを切るべきだ」と提案。厚生労働省側は「リスクに応じた検診の適切な実施が重要だ。検討を進める」と答えた。

さらに秋野氏は、がんになりやすい「遺伝性乳がん卵巣がん症候群」で乳がんを発症した場合、予防的に卵巣・卵管などを切除することが推奨されているとして、保険適用を求めた。厚労省側は「がん患者の予後(回復の見通し)を改善させる治療」という観点から、検討すると答弁した。

また秋野氏は、2020年東京五輪閉会日の8月9日が長崎原爆投下の日であるとして、平和の重要性を訴える機会となるよう強調した。鈴木俊一五輪担当相は「指摘の点を重く受け止め、大会組織委員会に伝える」と表明した。

質問する竹谷さん=3日 参院決算委

竹谷さんは女性のがん患者の悩みについて、妊娠の可能性を残す治療法や外見の変化に対する支援、福祉サービスの手続きなど、さまざまあると指摘。相談支援体制の充実を求めた。厚労省側は「効果的な体制の構築に取り組む」とした。

一方、通信制高校の生徒向けに学習支援などを行う「サポート校」を巡り竹谷さんは、利用者の経済的な負担軽減を要請。柴山昌彦文部科学相は、通信制課程に関する調査研究を踏まえて検討する考えを示した。

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