2019.01.30
公明ニュース
切れ目ない支援必要
高次脳機能障がい対策で
党プロジェクトチーム初会合
高次脳機能障がい対策の充実に向けて意見を交わした党プロジェクトチームの初会合=29日 衆院第2議員会館
公明党の「高次脳機能障害等支援対策プロジェクトチーム」(PT、座長=山本博司参院議員)は29日、衆院第2議員会館で初会合を開き、厚生労働省とNPO法人「日本高次脳機能障害友の会」の片岡保憲理事から、支援の現状や課題について話を聞いた。
高次脳機能障がいは、交通事故や病気などで脳に損傷を負うことで起こり、記憶力や注意力などに支障が出る。
厚労省は、全国に109カ所の支援拠点機関、382人の相談支援コーディネーターを配置し、相談や関係機関との調整を行っている現状を説明した。
片岡理事は「見た目では障がいのことが気付かれにくく、周囲の理解も進んでいない」と訴え、医療・福祉における支援体制の整備や、高次脳機能障がいへの正しい理解の普及・啓発を求めた。
山本座長は「法整備も視野に、切れ目ない支援体制を整えていく」と語った。