公明、女性視点の対策をリード
10月13日は「国際防災の日」
調査を基に法律改正
防災会議の委員登用を進める
10月13日は国連が定める「国際防災の日」。公明党が女性の視点を生かして進めてきた防災対策について、党員の公恵さんと明子さんが友人の友美さんに語っています。
女性の視点を生かした防災対策の推進を訴える古屋範子党女性委員長(中央右)、竹谷とし子女性局長(左隣)、佐々木さやか(右から2人目)、高瀬弘美(左から2人目)の両副委員長と党都女性局のメンバー=8月31日 東京・新宿駅西口
友美 今年は本当に大きな災害が続くわね。
明子 公明党は、災害発生時にすぐ動き、現場のニーズを形にしているわ。
友美 女性の視点を生かした防災対策を公明党が進めていると聞いたことがあるけれど。
公恵 2011年の東日本大震災では、避難所で着替えや授乳のスペースがなかったり、女性用の物資が足りないなど、女性の視点から見て不十分な運営がありました。これを受けて同年8月、党女性防災会議(議長=山本かなえ参院議員、参院選予定候補=比例区)が設立されました。
友美 どんな活動をしてきたの?
明子 女性議員が中心となり、防災行政の総点検を実施。調査結果を基に、政府に対して2度の提言を行ったわ。
公恵 国会では、都道府県防災会議に女性委員を登用しやすくするための災害対策基本法改正をリードしました。その後、各地の地方議会で多くの議員が後押しし、13年4月時点で女性委員がいない県がゼロに。17年4月現在では、都道府県防災会議の委員に占める女性の割合は、14.9%となりました。04年の2.1%から大きく上昇しました。
友美 女性の意見を聞く会議に変わっていっているのね。
明子 各地域においても、防災力を高める必要があるわ。内閣府男女共同参画局は16年、「男女共同参画の視点からの防災研修プログラム」を作成したの。地方自治体で防災に関わる職員らを対象に、各地で研修が行われているわ。
公恵 また、市民を対象とし、同様の研修を行う地方自治体もあります。
友美 いざというときのために、普段から意識を高めておきたいわ。
液体ミルクの活用促す
明子 東京都は今年3月から、女性の視点を生かして作成された防災ブック「東京くらし防災」を配布したわ。
友美 効率的な備蓄の方法や、少ない水で料理を作る方法などが載っていて、便利な本よね。
公恵 ブックの発行は、都議会公明党が小池百合子知事に直接提言し、実現したものです。
友美 防災に力を入れている公明党らしい実績だと思うわ。ところで、ブックは東京の人しか手に入らないのかしら?
明子 冊子の配布は都内のみだったけれど、ホームページでの閲覧や、電子書籍としてのダウンロードは誰でも無料でできるわ。
公恵 最近では、乳児用液体ミルクの推進にも力を入れてきました。
友美 公明党の努力で、製造・販売できるようになったのよね。
明子 そうよ。お湯の確保が難しい避難所での活用が期待されるわ。各地で備蓄が進むよう取り組んでいるの。子育ての負担軽減にもつながるはずよ。
「西日本豪雨の被災者が1日も早く安心して暮らせるように全力で取り組む」と訴える党愛媛県女性局のメンバーら=1日 愛媛・松山市
友美 液体ミルクがどういうものか知らない人も多いだろうから、学ぶ機会を増やしてほしいわ。
公恵 公明党の女性議員はこのほど、「防災の日」(9月1日)と「防災週間」(8月30日?9月5日)を記念した街頭演説会を各地で開催。さらなる対策の充実を訴えました。
友美 「防災の党」として命を守る公明党にますます頑張ってほしいわ。