実績語り信頼拡大
公明新聞:2017年8月23日(水)付
ネットワーク生かせ
臨機応変な「現場力」強化も
東京・山梨の夏季研で山口代表
公明党の山口那津男代表は22日、東京都新宿区で行われた党東京都本部(高木陽介代表=衆院議員)と山梨県本部(安本美紀代表=県議)合同の夏季議員研修会に出席し、党勢拡大で最も重要なのが議員の実績だと述べ、「ネットワークを生かした政策実現を通じて、次の戦いに勝利していこう」と呼び掛けた。
山口代表は、議員が磨くべき「議員力」のうち「政策力」について、「一番説得力があるのは、公明党のネットワークを生かした政策実現のストーリーだ。具体的にどのように実現したかを語れば、聞く人は、真実味を持って聞くことができる」と強調した。その具体例として、公明議員が"開かずの踏切"解消に向け、国と都、区が連携し竹ノ塚駅(東京都足立区)の高架化を推進した実績を紹介し、「ネットワークは、ほかの党にはまねできない、公明党の持ち味だ」と力説した。
議員の「現場力」アップに向けては、今月6日に広島市を訪問した際、当初の予定を変更し、広島平和記念公園内にある韓国出身の被爆者の慰霊碑を訪れ、献花したことを報告。その模様がメディアに取り上げられたことに触れ、「一瞬の現場の判断、対応がいろいろな波及効果を生む」と訴えた。
高木都代表は先の都議選における党員、支持者への感謝を胸に、「議員力アップへ、掲げた各自の目標を達成しよう」と力説。安本県代表は、「公明新聞拡大や議会対応にエンジン全開で取り組もう」と語った。
研修会では、四つの政策テーマごとに分科会を開催。東京都医師会の平川博之副会長、認定NPO法人フローレンスの駒崎弘樹代表理事、東北大学災害科学国際研究所の丸谷浩明教授、国土交通省の眞鍋純大臣官房審議官(住宅局担当)がそれぞれ講演した。
研修会には、太田昭宏全国議員団会議議長、竹谷とし子参院議員が出席した。
引き続き行われた臨時都本部大会では、太田議長が、「各議員が地域の課題を解決し、信頼される"地域の柱"になろう」と強調。政策実現では、「行政関係者や有力者などとの『自分自身のネットワーク』を広げることで実現力が増す。住民の喜びが自分のエネルギーになるという思いで、日常活動を頑張ってほしい」と力説した。
高木都代表は、葛飾区議選(11月12日投票)の公認予定候補9氏を紹介した。