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2017.06.03
公明ニュース

沖縄「奨学金」速やかに

公明新聞:2017年6月3日(土)付

質問する竹谷さん=2日 参院沖北特委

北方領土の医療充実要請
竹谷さん

2日の参院沖縄・北方問題特別委員会で公明党の竹谷とし子さんは、政府が創設の検討を表明している沖縄の学生に特化した給付型奨学金について、「速やかに実施を」と訴えた。

竹谷さんは、現行の沖縄県独自の給付型奨学金が県外への大学進学者を対象としていることから、創設する制度では「県内進学者を対象に」と主張。高校進学時に離島から引っ越すケースが多い沖縄特有の事情も考慮し、高校進学者も対象とするよう求めた。

鶴保庸介沖縄・北方担当相は「可能なものから速やかに実行したい」と応じた。

竹谷さんは米軍那覇港湾施設(那覇軍港)の浦添移転に関して、自然海岸(通称・カーミージー)の保全を要請。防衛省側は「自然環境に影響を及ぼさないようにする」と答えた。

一方、竹谷さんは北方領土でのロシア人島民への医療協力に関して、北海道内の医療機関に対する医師確保や財政支援を要望。また、元島民が墓参しやすいよう、子や孫らに限られている付き添いの対象を広げるよう求めた。

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