2024.05.09
公明ニュース
食ロス削減へ指針策定
寄付促進で官民協議会を設置
党提言踏まえ政府
食品ロス削減への取り組み状況を聴取した党合同会議=8日 参院議員会館
公明党の消費者問題対策本部(本部長=古屋範子副代表)、食品ロス削減推進プロジェクトチーム(PT、座長=竹谷とし子参院議員)は8日、参院議員会館で合同会議を開き、まだ食べられるのに捨てられる「食品ロス」削減への取り組み状況を政府から聴取した。
政府側は、同PTが昨年4月に政府へ申し入れた提言を踏まえた取り組みとして、食品の寄付促進と、外食時に食べ残した食事の持ち帰りに関して、それぞれ今年度中にガイドライン(指針)を策定すると説明。食品寄付を促進するため官民協議会を設置し、9日にも開催すると報告した。
出席議員は、子ども食堂やフードバンクへの支援に需要が高まっていることを念頭に、必要な予算を確保するよう要請。党PTなどが実施した関連団体への視察を踏まえ、多くの廃棄が発生している冷凍食品をフードバンクで受け入れ、提供できるよう環境整備の強化も求めた。