menu

活動の軌跡 Activity

TOP > 活動の軌跡 > がん対策を推進する公明党
2019.05.28
公明ニュース

がん対策を推進する公明党

党女性委が専門病院を視察 
多職種が連携し妊娠、外見など特有の悩みをサポート

レディースセンターの取り組みについて説明を受ける竹谷局長(左から3人目)、秋野公造参院議員(同2人目)ら=10日 千葉・柏市

公明党女性委員会(委員長=古屋範子副代表)はこのほど、女性がん患者の支援策を探るため、国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)のレディースセンターを視察しました。その内容と公明党のがん対策の取り組みについて、党員の公恵さんと明子さんが友人の友美さんに語っています。

公恵 党女性委の竹谷とし子女性局長(参院議員)らは5月10日、国立がん研究センター東病院のレディースセンターを視察しました。

友美 どんな施設?

明子 治療に伴うアピアランス(外見)の変化や妊娠・出産、育児への影響など、女性がん患者はさまざまな悩みを抱えているわ。レディースセンターは病院内の多職種が横断的に連携する院内組織で、女性患者のサポートに当たっているの。

友美 がんで闘病している女性の話を聞くことがあるわ。

公恵 2016年には42万人以上の女性が新たにがんと診察されました。同院で副院長を務める秋元哲夫センター長は、「30代後半から40代では、男性よりも女性の方が、がんの罹患率が高く、女性のがんをサポートする必要がある」と述べました。

明子 特定のがんに限定せず、幅広く女性を対象に支援する体制を整備したのは同センターが国内初だそうよ。患者の治療方針や課題を把握し、関係する診療科や多職種がカンファレンス(会議)を開くなど、連携して対応しているわ。

公恵 具体的には(1)妊孕性(妊娠する力)相談(2)小児、AYA世代(思春期・若年成人世代)を含む若年女性患者のサポート(3)アピアランス相談(4)遺伝カウンセリング(5)リンパ浮腫を含むリハビリテーションの相談(6)薬物療法などの副作用に関する相談――を行う業務セクションが設けられています。

友美 妊孕性の相談って何?

明子 放射線や抗がん剤の治療を受けたとしても、妊娠の可能性を残すことをめざすものよ。具体的には卵子の凍結保存ね。同センターではできないので、都内の大学病院などと連携を取って進めています。

友美 アピアランス相談って何かしら?

公恵 外見の変化に対応することです。治療により、脱毛や肌の色の変化などが起こることがあります。女性の場合、それによって人との交流に消極的になってしまいがちです。センターでは外見の変化をカバーするメークの方法などを紹介しています。

友美 さまざまな観点から女性患者を支えているのね。

公恵 レディースセンターには女性看護外来が設置されており、相談の窓口となっています。専任の看護師が相談を受け、内容に応じて必要な支援につなげます。

明子 竹谷女性局長は、「生活面を含めて何でも相談できる体制を広げていきたい」と話していたわ。

友美 大切なことだと思うわ。

検診受診率が向上

公恵 公明党はこれまでも、女性のがん対策に取り組んできました。

明子 乳がんや子宮頸がんといった、女性特有のがん検診の無料クーポン配布を進めてきたわ。

友美 早期発見のためには、検診が欠かせないものね。

公恵 その検診の受診率を上げるために、コール・リコール(受診勧奨・再勧奨)も推進してきました。これにより、以前は2割程度だった乳がん検診の受診率は44.9%(16年国民生活基礎調査)まで上昇しました。

友美 大きく伸びているのね。

明子 昨年には、治療などで脱毛した、がん患者が運転免許証の写真を撮影する際、医療用帽子の着用が認められるようになったわ。

公恵 これは、がん治療中の女性患者から寄せられた「免許更新の際に帽子をかぶった写真が認められなかった」との声を受け、佐々木さやか党女性副委員長(参院議員、参院選予定候補=神奈川選挙区)が国会質問で改善を求め、実現したものです。

友美 小さな声を形にしているのね。これからも公明党の頑張りに期待するわ。

Page Top