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2018.08.24
公明ニュース

学校のエアコン設置促す

整備費、大幅増の方針 
党部会に文科省 
公明提言を反映 ブロック塀対策も

教室のエアコン設置などについて議論した党文科部会=23日 衆院第2議員会館

23日に衆院第2議員会館で開かれた公明党文部科学部会(部会長=浮島智子衆院議員)の会合で文科省は、2019年度予算概算要求について説明し、教室などのエアコン設置やブロック塀の安全対策などの加速へ、公立学校施設整備費の大幅増額をめざす方針を表明。18年度予算額の3.5倍以上に当たる2414億円を要求するとした。

文科省によると、公立小中学校普通教室のエアコンの設置率は49.6%で、自治体間で設置状況に開きがあることから、公明党は10日、林芳正文科相に提出した概算要求に向けた重点要望で「速やかにエアコンの設置を進めること」を申し入れていた。ブロック塀についても、「国が主導して安全対策を進める」よう求めていた。

会合で文科省は、各地での記録的な猛暑を踏まえ「学校にとってエアコンは必需品との考え方のもと、各自治体から(設置支援の)要望が多く寄せられた」と説明した。

浮島部会長は、エアコン設置の費用について、現状の負担枠組みでは国庫が3分の1にとどまり、残りは地方負担となることに言及。設置促進へ自治体の負担を軽減する必要性を指摘し、リース方式の活用や維持管理費の捻出のあり方も含め検討を加速させるよう求めた。

学校のブロック塀の安全対策では、国庫補助となる工事の事業費の下限(400万円)に満たない案件が出てくることを想定し、広域での申請を認めるなど弾力的な運用を求めた。

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