女性の視点で命を守る
公明新聞:2017年2月27日(月)付
党都本部防災フォーラム開催
在宅避難のコツ学ぶ
公明提案で「防災ブック」作成
公明党東京都本部女性局(まつば多美子局長=都議、都議選予定候補=杉並区)は26日、都内で「女性の視点をいかした防災対策」フォーラムを開催した。フォーラムでは、防災士で防災アドバイザーの岡部梨恵子さんが「命をつなぐお片づけ&備蓄」と題する講演を行った。
あいさつで、まつば局長は、東日本大震災時、避難所に生理用品が不足したことなどを挙げ、女性の視点で防災対策に取り組む必要性を強調。都防災会議への女性委員登用を進めた実績を紹介した。
さらに、自助を進める「女性視点の防災ブック」の作成を昨年12月、小池百合子都知事に直接、要請した経緯に触れ、「(小池知事がその場で)『それは良いわね。すぐにやりましょう』と、来年度の都予算案に盛り込ませることができた」と語り、「今後も女性の視点からの防災対策を全力で進める」と力説した。
講演で岡部さんは、自宅で1年以上使っていない物を片付け、各所に「分散備蓄」するといった防災備蓄の"コツ"を伝授。「片付けができれば、安全・安心の家に変わっていく。ぜひ命を守る防災備蓄に取り組んでいきましょう」と訴えた。
会場に設けられたパネル展示では、災害時に家族が必要な食料などを一週間分、一日ごとに備蓄する「ローリングストック法」を紹介。見学者から「すぐにできるのでやってみたい」「避難所に頼らず"在宅避難"できるようにしたい」などと好評を博していた。
午後2時から行ったフォーラムには、小池知事が駆け付け、あいさつした。
公明と一緒に都政磨く 小池百合子都知事
昨年末、都議会公明党から2017年度予算案で政策提言を受けた。そこに盛り込んだ一つの目玉が、女性の視点に立った防災ブックの作成だ。
さらに女性の視点を生かした防災対策として、まだ日本では製造されていない液体ミルクについて、皆さんと頑張って声を上げたい。液体ミルクがあれば、お母さんが赤ちゃんと出掛ける時も身軽で済む。ぜひ、都議会をはじめとする公明党の皆さんと一緒に運動していきたい。
東京には、環境、食品ロスなどで"宝物"がいっぱい詰まっている。女性の視点からそこへ一緒に磨きをかけていこう。これからも公明党を支えている皆さま、都議会公明党の皆さまと、より都民目線、女性目線で素晴らしい東京にしたい。