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【竹谷】「希望」のチカラ:竹谷とし子メルマガ 第4号
こんにちは、
竹谷とし子です。
きょうは私の大好きな「希望」という言葉についての逸話を紹介したいと思います。
皆さん、中国の大作家・魯迅(ろじん)をご存じでしょうか。
魯迅は父親を誤診で亡くしてから、医者になるために日本に留学しました。しかし、留学中に、戦争がもたらした人の心の残虐さに触れ、医学の道を断念します。
母国で、心の改革のために文芸の道を志すのですが、彼の言葉はなかなか同胞には届きませんでした。
深い敗北感を抱える魯迅のもとを友人が訪れ、再び筆を執るように勧めます。
しかし魯迅は
"今、この国は四方が鉄で囲まれた部屋のようであり、人々はぐっすり眠っている。放置しておけばそのまま死んでしまうのに、わざわざ起こす必要はないではないか"
と反ばくします。
自分が筆を取ることは多くの人たちの眠りを覚まさせることだと。
友人は、
"その起き上がった人たちが力を合わせれば、その鉄の部屋を壊すことができるかもしれない。その希望を君は奪うのか"と。
魯迅は友人の言葉に深く共感し再び筆を執りました。
この瞬間が、大文豪・魯迅の誕生でした。
この逸話を思い出す時、私はいつも「希望」の持つ力を感じます。
どんな困難な時でも「希望」は絶対に存在する。そして「希望」があれば未来を必ず変えていくことができる。
その思いで、皆さまと共に希望あふれる日本を築いていきたいと思います。
(※『阿Q正伝・狂人日記』(岩波書店刊)を参考)


